イチゴの木(ストロベリーツリー)は、

ヨーロッパ原産でツツジ科の常緑樹です。

 

花の少ない晩秋に開花を迎え、

その後1年にわたって果実の成熟を楽しめる、珍しい特徴を持っています。

 

その観賞価値の高さから、最近では

シンボルツリーとしての人気も高まっているそうですよ。

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イチゴノキ(ストロベリーツリー)の栽培カレンダー

 

イチゴの木の特徴

秋には花と果実の両方を楽しめるイチゴの木。

 

放任しても樹形はブッシュ状にまとまり、

問題となる病害虫もほとんど発生しないため、

育てやすさには定評があります。

 

栽培に適した環境

成木では-15℃にも耐えるイチゴの木ですが、

若木のうちは耐寒性が弱いため、

庭植えが可能なのは関東以南の地域となります。

 

関東以北の寒冷地では、若木のうちは鉢植えとして育て、

冬場は防寒に努めるようにしてください。

 

品種ごとの特徴

日本で流通しているイチゴの木には、いくつか品種があります。

 

育て方に違いはないため、好みの種類を植えるとよいでしょう。

 

・「ヒメイチゴノキ(コンパクタ)

矮性で、最終的な樹高は1.5mほど。

 

・「ベニバナイチゴノキ(ルブラ)

一般的な白花種に対し、赤色の花をつける品種。

 

イチゴの木の植え付け・植え替え

イチゴと名がついているものの、ツツジ科の常緑樹であるイチゴの木は、

水はけと水もちのよい酸性土壌を好みます。

 

イチゴの木を健やかに栽培するには、

ツツジ科の植物の性質を知っておくことが重要です。

 

植え付ける時期

イチゴの木の植え付け・植え替えの時期としては

春先の3~4月、秋の9月下旬~11月が適しています。

 

若木のうちは寒さに弱いため、

植え付けは4月ごろに行うとよいでしょう。

 

また、寒冷地においては、これらの作業は春に行う方が安心です。

 

植え付け方

植え付ける場所としては、寒風が当たらず、

コンクリートブロックなど

土をアルカリ性にするものが近くにないところを選びます。

 

根鉢の3倍ほどの大きさの植え穴を掘ったら、

鹿沼土ピートモス、腐葉土、元肥となる緩効性肥料を

土に混ぜ込んでから戻し、

根鉢を1/3ほど崩してから浅めに植え付けていきましょう。

 

このとき、根鉢を崩さずに植え付けると、

根の伸びが悪くなる場合があります。

 

 

鉢植えで育てる場合には…

ツツジ科に分類されるイチゴの木は、

細い根が浅く伸びる細根性の植物です。

 

深い鉢に深植えにしてしまうと、根が酸素不足になり、

生育に支障が出てしまうため、

植え付けの際は浅型の鉢にやや高植えにするようにしてください。

 

また、用土には鹿沼土4:ピートモス3:赤玉土3のように

配合したものを使用していきます。

 

鉢の大きさは生育に合わせて調節し、

2年に1回程度植え替えを行うようにします。

 

 

イチゴの木の水やり

イチゴの木は根が細く、乾燥に弱いため、

鉢植えでは土が乾いたら水やりをするようにします。

 

庭植えでは基本的に必要ありませんが、

真夏に日照りが続いた場合などには水を与えます。

 

イチゴの木の肥料の与え方

イチゴの木に必要な施肥としては、2月の寒肥が挙げられます。

 

鉢植えではこれ以外にも6月9月の時期に肥料を与えましょう。

 

なお、寒肥として施す肥料には、

緩効性の有機肥料が適しています。

 

 

イチゴの木の人工授粉

野生化ではハチなどが受粉を助けているイチゴの木ですが、

栽培下では開花期に虫が少なかったり、

そもそも鉢植えとして室内に取り込まれていたりして、

受粉が難しい場合があります。

 

確実に実をつけたい場合には、筆などで花粉を取り、

雌しべにつける人工授粉を行うようにしてください。

 

 

イチゴの木の収穫

イチゴの木は1年かけて実が成熟するため、

収穫時期は開花の翌年の秋となります。

 

実が赤く色付いたら収穫し、ジャムなどにして楽しみましょう。

 

イチゴの木の剪定・整枝

イチゴの木は放任していても樹形がまとまるため、

強い剪定は必要としません。

 

自然落果後の2~3月に、

混み合った枝や徒長枝を間引く程度にしてください。

 

 

イチゴの木の挿し木

イチゴの木の増やし方としては、挿し木による方法が簡単です。

 

6~7月の梅雨時に、その年に伸びた枝を7~8cmの長さに切り、

挿し木用の土や赤玉土、鹿沼土に挿します。

 

その後は日陰で管理し、土を乾燥させないよう注意して

発根を待ちしょう。

 

 

 

コロコロとした赤い実がかわいらしいイチゴの木。

ツツジ科の植物であることを意識して、

植え付けの深さと乾燥には気を付けるようにしてくださいね。

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